おいしい茅ヶ崎ワークショップ「茅ヶ崎産のお米が出来るまで」 第1回「田植え」
イザ!田植え・・・でもその前に
田植え前に必要な作業のひとつに「代掻き(しろかき)」です。収穫後、そのままにしておいた田んぼは、雑草が生えたり、土が固くなったりしています。そこに水を引き入れ、土をかき混ぜる柔らかくするために「代掻き」は重要なんです。
萩園の田んぼは、近くの小出川から水を農業用水として、引き入れています。
土地の傾斜を利用して、高いところから低いところへ。当然、末端の田んぼまで水が張るまで時間がかかるので、何月何日に「代掻き」「田植え」とはいきません。お天気と川の水量を気にしながらの日々だそうです。
そして、この作業を経て「田植え」が始まります。茅ヶ崎で作られるお米は、土壌・気候に合わせて品種改良された「さとじまん」と「キヌヒカリ」の2種類。茅ヶ崎では今年6月中旬から始まりましたが、以前はもっと早かったそうです。
しかし、わざと遅らせている理由もあるようで、「地球温暖化の影響もあるためか、早く田植えをすると気温が稲の生育に影響する」そうです。もしこのまま温暖化が進めば、田植えの時期はもっと遅くなるかもしれません。現在、手植えをする田んぼは稀ですが、隙間や機械が入れない箇所は、手植えをしていきます。まだまだ小さい稲ですが、ここから1週間でぐんと成長します。
生き物・環境に優しい「米ぬか団子」を蒔こう!
田植えから2週間。稲はすくすくと成長していきます。が、稲が育てば雑草も同じく・・・そこで、除草剤の代わりに「米ぬか団子」を蒔くわけです。作り方は簡単!米ぬかにお水を加え、適当な大きさに丸めて、満遍なく投げ込むだけ。
なぜ米ぬか団子なのか・・・
まず、米ぬかに含まれる油分が膜を作ることで、遮光効果があります。これは、まだ芽の出ていない雑草にとっては必要な日光が届かず、成長を止めることが出来る。まさに天然の除草剤です。そして、微生物が米ぬかを分解することで、田んぼの土にとっての肥料を作り出してくれるんです。白くなった田んぼの表面。ちょっと見た目は悪いですが、理由を知れば納得の方法ですね。
茅ヶ崎の田んぼが抱える問題
田んぼにスズメ。のどかな田舎の風景・・・と思いますが、茅ヶ崎の田んぼにとっては、共存するには難しい状況になりつつあります。現在、国の減反政策や後継者の不足、都市開発など様々な要因が絡んで、田んぼは減少し続けています。
エサが無くなれば、スズメも必死になりますよね。以前は、10箇所あった田んぼが5箇所に減ったとすると、残りの田んぼ目掛けてスズメは大挙して押し寄せる。決してスズメだけが悪いわけではありませんが、収穫量に響けば、農家の皆さんの収入減にも直結しますね。
また、川から水を引いているため、捨てられたゴミがそのまま水路に入ってきます。お酒の缶、ペットボトル、お菓子の袋などが、水路を塞ぐようにしていました。 田んぼの保全とは、そのものだけでなく、周囲の自然環境も含めて考えていくことが必要なんですね。
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