今回おじゃまする農園は、茅ヶ崎市の芹沢にあります。こちら、なんと、藤沢市にある私とあおちゃん(※今回も写真を撮ってくれた私の先輩です)の通う大学のキャンパスから車で5分!歩いても20分で行ける場所にあるのです。私の学校はこんなに茅ヶ崎に近かったんだ!と、改めて実感しました。
ぽかんとした雲がゆったり流れて、日差しがまぶしい7月のよく晴れた日。
学校の近くまで車で迎えに来てくださったのは、とーっても明るい、優しい笑顔の奥さんでした。今回お世話になる、マルナオ園の市川初枝さんです。初枝さんの車に乗って間もなく、まるでイギリス!?(行ったことないけど!)と思うような、おしゃれなハーブガーデンのようなお庭が見えてきました。数え切れない種類のハーブやお花、見たことのないものもたくさん、そこかしこにあふれていて、そよそよと風に吹かれて気持ちよさそう。あれ?でも、マルナオ園さんはぶどうと柿の農園のはず。ぶどうと柿は、どこ?
いました、いました。ハーブの広がるお庭の奥に、袋がけされたものと裸のままの、まだ若い緑のぶどうがたくさん成っていました。その奥には柿の木も見えます。この裸のぶどうに袋をかけるのが、今日のお仕事です。
着替えていると、「暑かったでしょう!」と、初枝さんがきれいな赤い飲みものをポットで運んできてくださいました。畑の赤紫蘇を使ってジュースをつくるのだそう。夏の香りがして甘酸っぱくて、ふーっと風が通ったように涼しくなりました。
さあ、ぶどうのもとへ!初枝さん、何故、ぶどうに袋をかけるんですか?
「虫や鳥に狙われて傷がつかないためと、病気、日焼け予防のためにかけるんですよ。」
なるほど、収穫までのあいだ、ぶどうは箱入り娘になるんですね。袋がけに必要な道具を持ち運ぶため、初枝さん手づくりのキルトのエプロンをつけて、一輪車も押して、ぶどうの木の下に向かいます。
ぶどうの木の下は、大きい葉っぱが地面に影を落として、レースのように美しい模様が出来ています。だから直射日光があまり当たらなくて、作業をするのも快適です。このレース模様、ぶどうにとっても、ちょうど良い日光の照射具合の目安になっているそうです。
この日は妹さんがお手伝いに見えていたので、4人で袋がけを始めました。
「ぶどうの下から袋をかぶせて、口の端を袋に付いている針金でくるっと留めまーす!この二重丸が付いているほうが、向こうをむくようにね。」
ふんふん。明るい口調の初枝さんのお手本を見ながら、透き通るような黄緑のぶどうたちに袋をかぶせます。「あっ、じょうず、じょうず。」と褒めてもらうと嬉しくて、得意になってどんどんかぶせていきます。あおちゃんも、写真を撮りながら袋かけです。
このぶどうにかけている袋、よく見るといろんな工夫が詰まっているんです。まず、口の端を結べるように付いている針金。これ、いちいち針金をあてがわなくてよくて、便利だったなぁ。それから裏の面についている「◎」のマークは、カラスなどの鳥よけなんです。だからこのマークが入り口を向くように袋をかぶせるので、全部かけ終わったところを入り口から見ると、目がいっぱいあるみたいでちょっとこわい(笑)。それから、めくると袋の中のぶどうの様子がのぞけるセロハンの窓がついています。8月の収穫の時期になったら、色の具合を確かめるのだそう。うーん、窓からのぞくだんだん深い紫になっていくぶどうを想像すると、わくわくしちゃいますね。
ちなみに、今回袋がけをしたぶどうは「紅伊豆」という品種のもので、糖度が高くて甘いんだそうです。ぶどう狩り体験も出来るそうですよ。収穫が始まるのが楽しみですね♪







