おなかがいっぱいになったところで、今度はお勉強です。
これはほうれん草。よくお店で見かけるほうれん草より、優しい緑色ですよね。
ほうれん草は色が濃いほうが良いと思われているけど、実は色の濃すぎるものには体に害のある硝酸態窒素が多く含まれていることがあるのだそうです。
量を使いすぎるなど、肥料の使い方を間違えるとそのように害になることもあるのだそう。
でも、緑の濃すぎるほうれん草に関しては、私たち消費者が「緑が濃い方が栄養がありそう」とそういうものを求めるようになったために、肥料を多く使い、濃い緑が出るような品種を用いて色を濃くしていることが多いのだそうです。ショックですね。
安全な野菜が欲しいと思ったら、まず私たちが消費者が正しい知識を持つことから始めないといけないですね。もっと勉強しよう。
これ、土に見えますよね?
聞いてびっくり、これ全部、木だったんだそうです!
腐葉土ならぬ、腐木土、ですね。
これも肥料に使っているそうです。
肥料の世界は、まだまだ奥深かった!
三橋さんの使っている肥料を見せてもらいました。
こんなにたくさんの種類があるの!?
「しょうが用」など野菜に合わせて分かれているものもあるんです。
三橋さんは、年間60品目、100以上の品種を栽培しています。
その全ての野菜にそれぞれ最適な時期や、栽培する畑のコンディションを基に配合を考えて施肥をしているのだそう。
三橋さん、すごい!!
これ、何の畑かわかりますか?
三橋さんの足許にあるのが、キャベツ。
私の足許にあるのが、ブロッコリー。
その間の一列が、カリフラワーです。
まったく見分けがつきません。
もちろん三橋さんは見分けがつくのですが、なんと三橋さん、野菜を見ると品種の見分けもだいたいつくそうです。
たとえばスーパーで売られているきゅうりを見て、「あぁ、あの系統の血が入っているな。」と分かるのだそう。
本当に驚きの連続です。
これはレタスと、サニーレタス。
土の上に並んだ、お日さまの光できらきら光るフリルのドレスを着たようなレタスは、本当に綺麗。
レタスって、こんなに綺麗だったっけ!?と感動していると、
「野菜はね、綺麗ですよ。」
と三橋さんの言葉。なんだかじいんと心に染みました。
こちらはビニールハウスです。
夏に向けて、トマトやナスの苗が育っていました。
最近は、苗を買ってそこから育てる農家さんも多いそうですが、三橋さんは種から育てると決めているそう。
さらにもうひとつこだわりが。
それは「接ぎ穂」をしないこと。
「接ぎ穂」とは、ある作物(たとえばきゅうり)の根を切り取り、違う作物(たとえばかぼちゃ)の根につなぐこと。これによって病気を防いだり、収穫量をふやすことが出来るそうです。しかし、味が落ちてしまいやすいというデメリットもあるそう。
お話を伺って驚いたのですが、特に市場向けに大量生産されている作物は接ぎ穂をしているところが多いのだそう。たとえば皮の近くの白いところが甘くないスイカはだいたい接ぎ穂だと思う、とおっしゃっていました。接ぎ穂をしないスイカは、白いところまで甘いんだって!
お話を伺うほどに、三橋さんのこだわりが伝わってきます。
自分の仕事にこだわりと誇りを持って頑張ることができるって、かっこいいですね。
※どんな人、どんな職業でも誇りを持って頑張れることは魅力的ですね。
お勉強のあとは、再び作業開始!
ちなみにはじめに草取りをしたとき、帽子をかぶるのを忘れていました。
4月でもお日さまはあなどれません。体力を奪われます。
帽子をかぶったら、快適さがぜんぜん違いました。
つばの広い麦わら帽子は素晴らしい力を発揮してくれます。
帽子ははじめからかぶるようにしましょう。
草取りもだんだん慣れてきて、枝豆がどれかすぐにわかるようになり、速度も上がってきました。楽しい♪
「ほら、目が出来てきた。」
と言われて、嬉しくなっちゃいました。人は短時間でも成長できるんですね。
強力な助っ人、三橋さんのお母さんと一緒に、どんどん草取りしていきます。
気づけばみんな同じポーズに(笑)
終わった!綺麗になりました。スッキリ!
「綺麗にしてもらって豆が喜んでるよ。」
との言葉に、ほくほくした気持ちに。
ここでひとやすみ。
お茶タイムです。
販売もされている、自家製の無農薬夏みかんのマーマレード♪見ただけでも果肉たっぷりで、お砂糖がてらてらしすぎず、おいしそう。
おとなりのパン屋さんでお買いものした硬めのパンにつけて、食べてみると・・・
おいしい!! おいしいだろうなぁっておもってたけど、予想以上においしいです。
味も香りもぎゅうっと詰まっていて、ちゃんと甘酸っぱくて、でもお砂糖は、市販のジャムの半分くらいしか使っていないのだそう。くどくないのでどれだけでも食べられちゃいます。
ああしあわせ。
次は、種まきです!
直売所の前の畑に移動して、空芯菜の種をまきます。
まずは、レイキで土を平らにします。
三橋さんがすいすいっと簡単にやられているので、私も挑戦。
しかし!なぜかガッタガタになってしまいます。
トンボでグラウンドをならすような感覚かと思いきや、畑の土は柔らかいので力を入れないとレイキが沈んでしまうのです。
実際にやってみると三橋さんのレイキ使いの巧みさが分かります。
次はマルチがけ。
マルチとは、穴の開いたビニールのシートのこと。これをかけると雑草が生えないのです。
まずまっすぐ敷くために、ひもを張って直線の印をつくります。
三橋さんが距離をはかっていますが、メジャーなどは使いません。
「手ほど便利な道具はないよ。しかも僕の手はちょうど20cmだから。」
と言って、手で長さをはかるんです。
百姓は百のことが出来る、と聞いたことがあるけど、三橋さんは本当にいろんなことが出来るかたです。
マルチがけは、車輪のついた機械を使います。
はじめに土で固定させて、あとは機械を2人で引いていきます。
まず、三橋さんとお母さんのお手本です。
さすが、親子ですね!息がぴったりです。
私がやってみると、あれ?遅れてしまい、曲がって土が盛り上がってしまいます。
「ひじが曲がってるよー!」
とお母さんからアドバイスをいただき、何とかまっすぐひけました!
ずっと写真を撮ってくれていた あおちゃんもマルチがけに挑戦!
最後に端を踏んで歩いて、空気が入らないように固定します。
よし!
ついに種をまきます。
これが空芯菜の種。
ひとつの穴に三つの種を置いて、指の第一関節の深さまで沈めてぐっと手のひらで押してあげます。
どんどん進んでいく三橋さん。
焦る私に、
「ゆっくりでいいですから、正確にね。」
うーん、なかなか難しい。私の列だけ芽が出なかったらどうしよう、とドキドキしながら進めていくと、
「気持ち、込めましたか?込めたら、大丈夫ですよ。芽は出るから。」
と言ってくださいました。
私のまいた種がどうなったか、成長を確かめに来なくっちゃ!
作業終了!
おつかれさまでした!
ほとんど農作業の経験の無い私は、はじめは邪魔になっちゃわないかなと不安だったのですが、「助かったよ」と言っていただけてとっても嬉しかったです。
三橋さん、
どうもありがとうございました!
*お父さんが釣りから帰ってきていました。大漁です。
*こいのぼりを下ろしています。子どもたちが本当に元気で、かわいいんです。心身ともに健康なんだなぁってすごく伝わってくる。
「野菜を育てるのも子どもを育てるのも似てるところがあって、肥料をやりすぎて甘やかしすぎると弱くなって病気になりやすいし、かと言ってほったらかしにすると荒れて虫がつくしね。スパルタにしないといけないときがある。通じるところはありますよ。」と、三橋さんがおっしゃっていました。







