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海沿いや、緑豊かな里山の道を自転車で走るのは、とても気持ちがいいですよね。茅ヶ崎は平坦な地形と6キロ四方のコンパクトさ、そして温暖な気候であることから、茅ヶ崎での暮らしには自転車が欠かせません。神奈川県内の他の市町村と比較しても、茅ヶ崎は最も自転車の利用割合の高いまちなのです。

サーフボードキャリアのついたビーチクルーザー、前後に子どもを乗せられるママチャリ、スポーツとして楽しむためのスポーツサイクルなど、自転車の種類も様々ですが、どれも茅ヶ崎の暮らしに溶け込み、自転車のある風景は茅ヶ崎の魅力でもあります。乗り物としてだけではなく、自転車にまつわるお祭りや活動を通じて、茅ヶ崎の自転車文化がかたちづくられているのも茅ヶ崎らしさの一つです。

自転車のお祭りでまちを盛り上げよう!

〜ちがさき ヴェロ・フェスティバル〜

ヴェロフェスティバル ロゴ

「人と環境にやさしい自転車のまち」を掲げる茅ヶ崎市と、自転車に関わる民間団体・企業、市民が一体となって、 自転車の利用促進と安全啓発を行うことを目的に、 2012年から始まった「ちがさき ヴェロ・フェスティバル」。2016年の開催で5回目となります。第1回の開催から、北京オリンピック、ロンドンオリンピックにも出場した、茅ヶ崎市赤羽根出身のプロサイクリスト、別府史之(べっぷ ふみゆき)さんも参加しています。 イベントでは、別府選手と招待選手が中央公園外周の特設コースを走る「クリテリウム」や、キッズ自転車レース、サイクルジャージコンテストなど、自転車にまつわる様々なプログラムが行われます。

第2回目の開催から、ヴェロ・フェスティバルに関わっている、実行委員会の津久井岳志さん。茅ヶ崎市内で一富士園(造園業)を経営しながら、サイクリストとしての趣味も楽しんでいます。今回はヴェロ・フェスティバルへの想いや、茅ヶ崎での自転車の楽しみ方をお聞きしてきました。 津久井さんが自転車を始めたのは10年ほど前の独身時代。タイヤの細いスポーツ自転車に乗るために、まずはダイエットから始めました。体重が落ちてからはチームに所属して、乗る月には120〜150km、年間で1万2千kmも走っていました。茅ヶ崎からは、小田原や箱根、秦野のヤビツ峠などによくいきます。

現在はチームに所属していませんが、サイクリストとしての楽しみの一つは、「人との出会い」。目的地に向かっている途中の休憩スポットなどで出会う人たちとの会話を楽しみ、その後もSNSなどで関係を続けていったり、ショップやグッズ、おすすめスポットなどの情報交換も仲間を通じて得られるものです。

津久井さん
津久井さん自宅練習

そしてもう一つの楽しみは、自分の成長と出会えること。走れる距離がどんどん伸びたり、同じ目的地までの時間が短縮できたり。最近は、小田原まで行って帰ってくるというコースを続けいていますが、その日のコンディションによってタイムも変わってきます。それでも朝7時頃出発して、10時までにはもう戻ってきてしまうというから驚きです。自宅でも、毎日ではありませんが室内で練習します。食事を気にしているというのも頷けます。趣味を通じて、自分が成長していることが実感できるというのは、とても楽しいものですね。

こうした趣味繋がりで、第2回ちがさきヴェロ・フェスティバルのレースプログラムのボランティアを経験し、その後4回目からは実行委員としてイベントの運営にかかわっている津久井さん。このイベント運営を通じて、たくさんの仲間ができたと言います。それもそのはず、毎年10月の開催に向け、2月頃から少しつづ準備を始めるそうで、長い間、イベント成功のために時間を共にしたメンバーとの関わりはどんどん濃いものになっていきます。そしてそんなメンバーと毎年少しずつブラッシュアップを重ね、これからも「自転車」をより安全に楽しんでもらえるようなコンテンツを考えていきたいそうです。

別府選手も出場する、イベントの花形プログラム「ちがさきクリテリウム」は、当初は部分的な通行止めのみで、公園内の石畳の部分を走っていましたが、今では公園の外周を使ってのレース開催ができるようになりました。「クリテリウム」は、街中に作られた短いコースを何度も周回する自転車ロードレースのことで、観客は目の前を選手が通過する度に順位の変動やそのスピード感などを楽しむことができます。こうした「ちがさき ヴェロ・フェスティバル」のようなイベントは、関東では大きいもので宇都宮市主催の「ジャパンカップサイクルロードレース」やさいたま市主催の「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」などがあります。自転車に関わるイベントも少しずつ増え、「ちがさき ヴェロ・フェスティバル」も開催を重ねるごとに認知度も高まってきています。

国道134号

実際、国道134号や国道1号を車で走っていると、天気の良い週末にはたくさんのサイクリストを見かけます。海、江の島、丹沢の山々、そして富士山を見ながら走ることができるこの湘南エリア。津久井さんも、湘南は本当に走りやすい、と感じています。湘南外からやってくるサイクリストも多く、津久井さんはおすすめスポットを聞かれると「茅ヶ崎サザンC」のモニュメントを紹介。ここで写真を撮ってSNSにアップしているサイクリストをよく見かけ、その写真を見たサイクリストがまたこの場所を目指して来るという嬉しい好循環も生まれているそう。また、市内で立寄ってもらいたいお店としては、海岸線沿いの「快飛」や、「あさまる」、「萬蔵丸」などで、茅ヶ崎ならではの新鮮な海の幸が楽しめるところ。また、オープンカフェで、食事をしながら自転車を目の届く範囲に停めておけるサザンビーチカフェなどのオープンカフェなどもおすすめです。

これから茅ヶ崎は、柳島スポーツ公園や道の駅ができる予定です。津久井さんもそういったスポットに期待をしています。これからますます、自転車で茅ヶ崎を目指すサイクリストが増えてくれると良いですね。

ちがさきヴェロ・フェスティバルも今後更にアップグレードしたイベントを目指し、進化していきたいとのこと。2016年の開催では、屋台村も充実、子どもたちが楽しめるプログラムもあり、さらにハロウィーンイベントの「アロハロウィン」とも同時開催とあって、家族で一日楽しめる様にもなっています。ぜひ遊びに行ってみてください!

ちがさき ヴェロ・フェスティバル

開催日時:10月30日(日)9:30〜16:30(雨天決行・荒天時は中止)
場  所:茅ヶ崎市中央公園
主  催:ちがさきVELO FESTIVAL実行委員会
共  催:茅ヶ崎市
後  援:茅ヶ崎商工会議所、茅ヶ崎市商店会連合会、(一社)茅ヶ崎市観光協会

ウェブサイト:
http://velo-festival.com/
https://www.facebook.com/VeloFestival/

キープレフトでかっこよく!

〜 Keep Left Project 〜

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安全で楽しく自転車生活を送るための大切なポイントとして、自転車の車道走行、夜間のライト点灯、二人乗り・並進のはしないなど、色々ありますが、「左側通行について、ご自身の経験から「Keep Left(左側通行)プロジェクト」という活動を行っている南八重知子(みなみやえ ともこ)さんのお話を伺いました。

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「Keep Left(キープレフト)プロジェクト」とは、自転車に「Keep Left」のプレートを付けることで、自転車の左側通行を推進するプロジェクトです。この活動を数年前に始めた南八重さん。以前、茅ヶ崎市内で、あと少しで自転車同士の接触事故となることを経験したことから、「左側通行」の重要性を身にしみて感じました。これだけ多くの自転車利用者がいる茅ヶ崎、同じ経験をしている人は少なくないはずだし、気付いたからには大きな声で伝えたいという思いから活動をはじめました。とはいっても、どうしたら「左側通行」の重要性が伝わるのか。「左側通行って、当たり前の交通ルールだけど、自転車に乗る時に必ず守られているとは言い難い。当たり前だけど、それをきちんと守れるってカッコイイ。自転車のある生活を存分に楽しみながら、それでいてルールをきちんと守れるまちであってほしい」と南八重さん。行き着いたのは、ご自身の得意とする「デザイン」のちからで、「Keep Left」を広めていくことでした。

折しも、ご当地ナンバープレート(原動機付自転車ナンバープレート)の導入が始まった頃。自転車にもおしゃれなプレートをつけることで、乗る人が自分自身との約束として表現していることにもなるし、見た人への啓蒙にも繋がります。早速プレートを作って配布しましたが、だた配布するだけではなかなか「自分ごと」になりづらい。そこで始めたのが、今のスタイルの「プレートづくりのワークショップ」。イベントなどに出向き、プレートを好みの色で塗ったり、イラストを描いてもらい、ラミネートしてお渡しするワークショップです。これなら小さな子どもでも、楽しく作ることができます。

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この活動のさらに素晴らしいところが、自転車で来ていればその場で取り付けてくれること。もし自転車で来ていなくても、ラミネートしたプレートに、取り付ける穴も開け、結束バンドも付けて渡してくれます。ただ作っただけで終わらせず、ちゃんと自転車につけるところまでをカバーしているワークショップなのです。

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これまで、ワークショップを含め、延べ5,000枚のキープレフトのプレートが市内に流通しています。単純に考えれば、5,000台の自転車にこのプレートが付いていることになります。南八重さんの運営するFacebookページには、頻繁に開かれているワークショップの様子や出来上がったプレートのデザインがたくさん掲載されています。 ワークショップでプレートを作る他にも、アルミ製のおしゃれなオリジナルプレートも作っています。茅ヶ崎市観光協会のレンタサイクルにもプレートが付いているし、市内の約20店舗でもプレートが販売されています。

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南八重さんは、平成28年10月21日に行われた「交通安全・防犯市民総ぐるみ運動推進大会」において、「交通安全協力者」ということで神奈川県茅ヶ崎警察署長、茅ヶ崎地区交通安全協会より感謝状を授与されました。ご自身も「コツコツと」とおっしゃっていましたが、少しずつ、着実に活動を続けていくことが大きな力になるのですね。

4年後の東京オリンピックに向けて、多くの観光客が日本にやってきます。その際都内でもレンタサイクルが多く活用されることが想像できますが、海外では右側通行の国もあり、日本の交通ルールをしっかりと守ってもらうことで、事故のない滞在期間を過ごしてもらいたい、そんな思いをもちながら、茅ヶ崎で「Keep Left」の活動を続け、その意識をもっともっと広げていきたい、と南八重さん。まだこのワークショップに参加したことがない方は、ぜひ一度参加してみてください!

▼Keep Left Facebookページ
https://www.facebook.com/KEEP-LEFT-Original-plate-1485965518350563/?fref=ts

▼Keep Left Project オリジナルプレート 販売サイト
https://original-plate.stores.jp/

▼Keep Left Project オリジナルプレート 販売協力店
セオサイクル ダイワサイクル ロコスポーツ湘南 D.Station Street Factory Honey's Lei Plenty’s PERE Café Cure Naturalコクア整骨医院 横浜オーバーシーズ(有) セーラ 茅ヶ崎地域ねこボランティア 山野愛子どろんこ美容 茅ヶ崎店 87cafe まちづくりスポット茅ヶ崎 Style du nature

子供の頃から親しみ、茅ヶ崎での暮らしに欠かせない乗り物、自転車。まち全体で安全に自転車を活用し、楽しめるよう、様々な活動が行われています。たくさんある交通手段の中でも、エコの観点や、季節や風景を楽しめるという点でも、茅ヶ崎にぴったりの乗り物ですし、それだけではなく、「コンテンツ」としても楽しめます。これからもたくさんのイベントや活動を通じて、茅ヶ崎の自転車文化を育んでいきたですね。


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