サザン通り商店街から茅ヶ崎漁港へ!

沖へ出てみよう!えぼし岩周遊船体験

船長によるえぼし岩の説明

えぼし岩周遊船旗

茅ヶ崎のシンボルと言えば、言わずと知れた烏帽子岩。その烏帽子岩のすぐそばまで船で行くことができるのをご存知でしょうか。サザンビーチカフェからほど近い、渡船えぼし丸(たつみ釣具店)がえぼし岩周遊船を運航しています。

この周遊船には3歳から乗船することができ、普段あまり海遊びをしないエリアの子どもたちも、砂浜を飛び越し、海からビーチを見ることができてしまうツアーです。「周遊船」というとまるで観光ツアーのように聞こえますが、市外の方はもちろん、茅ヶ崎にお住まいの方にもぜひ体験していただきたい、全行程約40分のとても手軽で楽しいツアーです。

1日10時、11時、12時の3便が運航、土日祭日の10時の便のみ予約ができるシステムで、それ以外は空きさえあれば、現地に行ってそのまま乗船可能というもの。

たつみ釣具店

このツアーの受付をしているたつみ釣具店は、50年以上、この地で釣り人のサポートをしてきたそうです。お嫁にきてからずっとお店で接客してきた女将さんが周遊船の受付をしてくれます。
冬の天気の良い日には房総半島の鋸山(のこぎりやま)から、もちろん富士山まで、くっきりと見えることがあるそう。暖かい季節が良さそうですが、実際見える景色のことを思うと空気の澄み渡った冬の日がおすすめです。

船が出港するのは、茅ヶ崎漁港から。赤い旗が目印の「えぼし丸」です。

船が出るまでに漁港から海を覗いてみると、黒鯛など小さな魚が泳いでいるのを見ることができます。ゆらゆら揺れる船にも、救命胴衣にも子どもたちは興味津々。緊張気味の面持ちでいざ出航です!

これから向かう烏帽子岩、正式な名称は「姥島(うばじま)」と言い、30以上の岩場からなる岩礁群で東西260m、南北240mにわたります。そして私たちが烏帽子岩と呼んでいる岩の高さはなんと12.4m。そんなに大きいとは知りませんでした!

姥島
海岸から見ているとわかりませんが、烏帽子岩に近づくにつれて、烏帽子岩周辺の岩場にたくさんの人影が見えます。

船長さん曰く、この辺りは関東一の磯釣りのスポットとのことで、黒鯛などがたくさん釣れるそう。えぼし岩周遊船のチケット販売を行っているたつみ釣具店では、釣り人専用の渡し船を運行しているそうです。沖に出るとSUP(スタンドアップ・パドルボード)を楽しむ人を見かけたり、海面近くにクラゲが泳いでいるのを見ることができたりします。

徐々に左手に烏帽子岩が大きくなってきます。周辺は岩礁に囲まれた穏やかな磯で、イソスジエビやウツボ、県の天然記念物のウメボシイソギンチャクなどが見られるそうです。また、烏帽子岩の頂上にたくさんのウミウを見ることができます。

キラキラ輝く海面と、大きな岩に圧倒され、こんなに身近に海でのダイナミックなアクティビティを楽しめるとは、本当に驚きです。

烏帽子岩そのものは、茅ヶ崎市内で最古の岩石、500万年程前に海底の地層が隆起してできたものと言われていて、近くで見ると斜めに走る地層を見ることができ、私たちの力の及ばない自然の力と長い長い歴史を感じます。子どもたちにとっても、普段遠くに見ているものを間近で見るチャンスがあるというのは、物事を違った視点から見るというとてもよい経験になりそうです。

歴史という視点では、烏帽子岩も戦争の影響を受けています。第二次世界大戦後、藤沢市辻堂西海岸から茅ヶ崎市汐見台にかけて、在日米軍辻堂演習場が設置され、海岸でたびたび練習が行われていたそう。烏帽子岩も砲撃訓練の的とされ、岩の先端が砲撃を受けてしまい先の部分が崩れ落ち、現在の形になったそうです。

えぼし岩

また、各岩礁に付けられている名前も面白いポイントです。そもそも烏帽子岩という名称も昔の公家のかぶりものである「烏帽子」に似ているということから烏帽子岩と呼ばれるように。

クジラ通し

他にも、昔サバが大量に釣れたということで「サバ島」、烏帽子岩本島と大平(オオダイラ)と呼ばれる岩礁の間は昔クジラがよく泳いでいたと言われていることから「クジラ通し」などと呼ばれています。

こうして船長さんの説明を聞きながら、烏帽子岩の周りをぐるっとまわり、漁港へ戻っていきます。約40分のツアーですが、とても見応えがあり、今まで知らなかった烏帽子岩のひみつを知ることができます。

「えぼし岩のひみつ」ということで言うと、まさにその名前がついたガイドブックが発行されています。茅ヶ崎市のげんき基金(市民活動推進基金)の助成を受け、茅ヶ崎・浜景観づくり推進会議(現在活動休眠中)が発行したものです。烏帽子岩の地質や歴史・文化、生息する生き物など、私たちがより、烏帽子岩を身近に感じることができる内容が掲載されています。渡航前に入手して、予備知識を持ってからツアーに参加するとより楽しい体験になりそうです。
茅ヶ崎市観光協会・茅ヶ崎市観光案内所(駅構内改札)にて入手可能です。

えぼし岩のひみつ

 

漁港へ着くと、次の回に乗船する人たちが待っていました。偶然通りかかったグループも急遽乗船することにして、たつみ釣具店へチケットを買いに走っていました。18人が定員なので、空きがあればすぐに参加できるのは嬉しいですね。

次のスポットへ向かう前に、漁港前にできた新しいお手洗いを利用しました。シャワーや足を洗える水道も完備されたとても綺麗なお手洗いです。オムツ替えシートもあり、子ども連れにもありがたい施設です。
※利用時間:6時〜19時(6月〜9月)、7時〜18時(10月〜5月)

とても身近にある自然体験、短い時間ながら海と空を満喫することができます。ぜひ茅ヶ崎にお住まいの方もそうでない方も、一度参加してみてください。茅ヶ崎に親戚や友人が遊びに来た時のアクティビティーとしても本当におすすめです。

 

▼茅ヶ崎漁港・サザンビーチへのおすすめルート(JR茅ヶ崎駅南口より)

茅ヶ崎漁港への行き帰りには、ぜひ「サザン通り商店街」を歩いてみてください。 昭和25年からあった「茅ヶ崎南口中央商店街」が「サザン通り商店街」と名前を新たにしたのは2000年のこと。茅ヶ崎公園野球場でサザンオールスターズがライブを開催した年です。

茅ヶ崎駅南口から海へと続く道沿いにたくさんのお店が軒を連ね、今では所属店舗は75店舗にもなります。名前の通り各店舗でもサザンと名の付く楽しい商品が販売されているので、おみやげを探すのも楽しみの一つです。

また、サザンファンが多く立ち寄るという「サザン神社」もこの商店街に。もともと商店街の倉庫だったところに、当時の商店街会長老舗茶商「小林園」小林さんの企画で、2008年のサザンオールスターズ30周年を記念して期間限定で作られたもの。その後も残して欲しいという声が多く、今もこの地でファンの方を迎えています。北海道から沖縄まで、文字通り全国からファンの方が訪れるそう。神社内にはファンからのたくさんのメッセージが掲示されています。たくさんの人に愛されているサザンオールスターズ、やはり茅ヶ崎の誇りですね。茅ヶ崎駅の発車メロディーはサザンの名曲「希望の轍」、サザンビーチへ向かって歩く商店街の電灯にはサザンの曲名の入った看板、サザンと名の付く様々な商品など、いたるところでサザンを感じることができるのも茅ヶ崎の面白さです。

茅ヶ崎駅南口からサザンビーチまで、約1.6km、徒歩で25分程度の道のり。途中、ほっこり休憩できるカフェサザンポや、終着点のビーチにはサザンビーチカフェ、飲食店もたくさんあります。えぼし岩周遊船アクティビティーの乗船前後にぜひ楽しんでいただきたい商店街です。

▼取材
2015年11月


詳細情報

住所 〒253-0061 茅ヶ崎市南湖4-23-5
営業時間 有限会社渡船 えぼし丸(チケット販売:たつみ釣具店)

月によってお休みがかわりますので、ホームページにてご確認ください。

▼周遊船運行時間
(1)10:00出発 10:40帰港
(2)11:00出発 11:40帰港
(3)12:00出発 12:40帰港

▼料金
大人(中学生以上):1,500円
小学生:750円
小学生未満(3〜6歳):無料
※3歳未満のお子さんは乗船不可。
※動物(犬・猫等)乗船不可。
電話番号 0467-82-6946
ホームページ・ブログなど

▼有限会社渡船 えぼし丸 ホームページ
http://www001.upp.so-net.ne.jp/eboshi-maru/index.html

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