「農業を守る方法が地産地消」 農業学科 宮治勇輔レポート
後継者不足に農地の減少。このままでは、日本の食が危ない!
今、スーパーやコンビニに行けば何でも安く食べ物を買うことができます。
一方で、農家は重油や肥料やえさ代が信じられないくらい高くなっているので、利益が手元に残らなくなっています。だから、子供に後を継がせることもできず、自分の代で農業を辞めていく人が多いです。10年間で60万軒の農家がなくなりました。どんどん減っていく農家や農地の現状を他人事のように見過ごすわけにはいきません。
農家も一消費者です。生活できなければ農業を続けていくことはできないのです。中国の事件などを見て、「けしからん」と思ってはいけません。あれは、私たち日本の消費者が安いものを求めすぎた結果なのです。
現在、一番力を持っているのは消費者です。消費者がどのようなものを買うかで、スーパーも販売するものを変えていきます。私は、なるべく国産のものを、家から近いもの、できれば農家の顔が見えるものを買う努力をしています。農家から直接買うことこそ、日本の食と農業にまつわる問題を解決する最もよい方法です。
買うという消費者の清き一票が、日本農業を救います。
自給率39%に低下。先進国でダントツ最下位。
先進国でこれだけ自給率を下げているのは日本だけ。他の国は自給率を維持もしくは上昇させています。食べ物が大事だって事は、どの国もわかっているんです。それはそうですよね。私たちは食べ物がなければ生きていけないのだから。
ところで、何で自給率が低下したのだろう?これは農家の減少はもちろんですが、私たち日本人の食生活の変化が大きいです。
忙しくて朝はパン食。そのパンに使用されている小麦は外国産。ちょっと外食をしようと思ったら、よほど気をつけなければ外国産の物が入っています。もちろん、全て国産のものを食べることは現在の日本では難しいです。ですが、一週間のうち一食でもパンからご飯に変えるだけで自給率はあがります。私たちがすぐにでもできる方法です。
ちなみに、神奈川県の自給率は3%で、茅ヶ崎市は2%なんですって。
消費者からの「おいしい!」で勇気百倍!
朝市や直売所などで販売しないと、地域の野菜がいっしょくたにされて流通します。だから農家さんは、自分が手塩にかけて育てた野菜が、誰に食べてもらえたのかわかりません。当然皆さんから「おいしかった」という言葉も頂けません。これでは、農家さんのやりがいも半減です。
だけど、直接買ってもらえれば、「この前のあの野菜、おいしかったよ」ですとか、「このお野菜はどうやって食べると美味しいの?」という言葉にお答えすることができるんです。「おいしかった」の声に勇気づけられ、皆さんとの交流から元気を頂きます。
皆さんから声をかけてもらうことが、どれだけ私達農家の心の支えになることか。
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